- Last Modified: 2008年7月20日 23:55
2006年から2008年にかけて月刊誌『ねっとわーく京都』に発表したルポ(単行本未収録分)から取捨選択し、『〈同和〉という病い』というタイトルで、以下のように再構成してみました。誤字・脱字をのぞき、ほぼ発表時のままで再録しています。
【もくじ】( )内は『ねっとわーく京都』掲載号
再録をはじめるにあたって
序 〈同和〉は争点になっていたのか(2008.4)
1 京都市はなぜ〈犯罪者〉を量産するのか
2006年、連続して4人が覚せい剤事件で逮捕されるなど、京都市職員によって次つぎと引き起こされた犯罪、不祥事のニュースは全国的にも衝撃を与えた。これら犯罪・不祥事と同和行政はどこでどう結びつくのか。事件の多発は何を意味するのか。
(1)奪われた人事権と売買された採用枠(上・下)(2006.12)
(2)早くも頭もたげる「うやむや」体質(2007.7)
(3)桝本市政12年──同和行政の無惨な後遺症(2008.1)
2 解放同盟の落日
2002年の地対財特法財特法失効でそれまでの湯水のように供給され続けた「モノとカネ」の法的根拠を失い、また同年末に巨額の同和補助金を詐取していた事実が明らかになって以降、解放同盟の退潮がはじまった。自浄能力もなく、かといって居直ることもできずに失速を続ける組織の現状。
(1)結婚差別事件をめぐる解放同盟の〈迷走〉と〈内紛〉(2006.1)
(2)解放同盟はこのまま凋落するのか(2007.1)
(3)解放同盟は何を謝罪したのか(2007.2)
3 止まない事業・病んだ行政
長年にわたった悪しき慣習の結果、同和事業終結後も行政機構奥深くまで到達した傷は残る。未解決のまま残された同和行政の課題。
(1)ある職務強要事件にみる京都市の悲しい役回り(2008.3)
(2)強面幹部を重用せざるをえない理由(2008.4)
(3)解放同盟支部長の言い分(2008.8)
4 「闘争の成果」に縛られて──便宜供与の悲喜劇
かつては「解放運動の成果」として誇られていたことが、現在皮肉にも運動団体内部の桎梏となっている。解放同盟と全解連(現人権連)の事務所用地を、京都市が無償貸与してきたことの後始末で、頭を抱える運動団体と行政の姿。
(1)まだあった!「同和」厚遇事業(2006.7)
(2)運動団体系財団法人のどこに公益性があるのか(2006.8)
(3)過去の「成果」の重し──市有地ただ貸し問題判決(未稿)
5 食い尽くされた行政──京都府の場合
(1)「同和」で三億円手にしていた中川泰宏氏(2007.11)
(2)滞納総額17億円、公金は闇に消えるのか(2008.7)


